王商 文表(おうしょう ぶんひょう)


姓:王
名:商
字:文表
生没年(?-?)
出身地:益州広漢郡
親:
子:

優れた才能は郷里の評判となっており、劉璋が召し出して治中従事(補佐官) に任命した。劉璋は優柔不断で疑い深かったが王商が諌めると多少悟るところがあった。 馬超が劉璋に使者を送り、同盟を求めると、 王商は馬超は勇敢だが自分の利にくらむところがあるので危険だ、と申し出ると劉璋は馬超との協力を拒んだ。

劉表宋忠は王商の名声を慕い、 盛んに王商と手紙のやり取りを行った。 許靖が益州に入ると「王商が中原に生まれていたら王朗 でも王商にはかなうまい」と絶賛した。 蜀郡太守に任命され、学問を広め農業の発展に努めたため民衆の支持も大きかった。 十年以上蜀郡を治め、亡くなると許靖が仕事の後を継いだ。 (蜀書・許靖伝、)

「演義」には登場しない。


彼が生きていれば劉備の蜀侵攻はさらに難しくなっていたかもしれません。 宋忠や許靖から高い評価を得ていたということは相当の教養人でもあったのでしょう。
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