閻行 彦明(えんこう げんめい)


姓:閻
名:行
字:彦明
生没年(?-?)
出身地:涼州金城郡
親:
子:

年少の頃から益荒男という評判で下級将校として韓遂に従っていた。 韓遂が馬騰と戦ったとき、閻行は馬超 に手傷を負わせもう一歩のところで討ち取るという所まで追いつめたことがあった。 209年、韓遂の使者として曹操の元へ出向き、[牛建]為太守に任命された。 このとき父を宮中警備の役に就けてもらい、韓遂の元へ戻って彼を説得し、韓遂の子と共に[業β]へ送った。 韓遂が張猛討伐に向かった際、 閻行は留守を預かっていたが馬超が曹操に対して反乱を起こし韓遂を総大将に立てようとして 「私は父(馬騰)を棄てるのであなた(韓遂)は子をお捨てください」と持ち掛けた。 閻行は止めさせようとしたが韓遂は聞かず、曹操と対戦して敗北した。 その後、韓遂は閻行を逃がさないために娘と無理矢理結婚させたため、閻行は曹操に疑われ、 韓遂に戦いを挑んだが敗れて曹操の元に逃げ、列侯にとりたてられた。(魏書・張既伝)

「演義」には登場しない。


馬超と互角の一騎打ちを行ったり、曹操に認められたりなど、 韓遂の部下というだけでも貴重なのに、その上有能な人物、思わぬ隠れキャラの登場は嬉しいです。
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