橋ズイ(きょうずい)

姓：橋
名：ズイ(くさかんむりに豕にょうに生)
字：
生没年(?-197)
出身地：
親：
子：

袁術は曹操に敗れて揚州に敗走すると、刺史の陳温を殺害して州を支配し、橋ズイと張勲を大将軍に任命した。袁術と共にキ陽を攻めるが落とせなかった。 197年9月、袁術軍が陳に攻め込むと袁術は橋ズイ、李豊、梁剛、楽就らを残して逃走した。橋ズイらが曹操に立ち向かったが于禁、楽進に敗れて斬られた。

一時的に袁術に身を寄せていた孫策と親交があり、彼のことを尊敬していたという。 (魏書・武帝紀)

『演義』では袁術の呂布討伐の第二軍の将軍として出陣するが袁術軍はこの戦いに敗退する。その後曹操との戦いで夏侯惇の矛にかかって討ち死にする。

袁術が軍を棄てて逃走したキ陽の戦いに関しては「曹操は橋ズイを斬った」と何箇所かで述べられているので4人の将軍の中の代表、つまりは総大将だったのでしょう。張勲と共に袁術軍のトップだったと思われます。