夏侯和 義権(かこうわ ぎけん)


姓:夏侯
名:和
字:義権
生没年(?-?)
出身地:
親:夏侯淵
子:

夏侯淵の三男。弁舌さわやかで才気に満ちた議論をしたという。 鍾会が蜀で謀反を起こした際、 相国左司馬だった夏侯和は使者として成都に滞在していた。 自らの危険を顧みず、鍾会の謀反に組みせずに忠義を貫いたので後にその功績で郷侯となった。 (魏書・夏侯淵伝)

「演義」では夏侯淵の四男。兄の夏侯恵とともに行軍司馬となり、 司馬懿の配下で諸葛亮と戦う。 上方谷で夏侯恵とともに司馬懿に今のうちに蜀軍を討つよう進言する。 蜀軍は孔明の筋書き通りに負けを繰り返したため、兵糧を奪う戦功を立てた。 しかしこれは孔明のおびき寄せ作戦であり、 司馬懿親子は谷間に追い込まれて焼き殺されるところであったが、突然の豪雨に救われた。


『ことを謀るは人が謀り、事を成すは天が成す。』というのがここでの孔明の言葉です。 で、肝心の夏侯和ですが、「演義」でも「正史」でも記述の少ない人物です。
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