管承(かんしょう)
姓：管
名：承
字：
生没年(?-?)
出身地：青州東莱郡長広県
親：
子：
袁譚が青州を治めている頃、青州の黄巾はまだ完全に平定されておらず、
袁譚は彼らを放置し、官位を与えて自由にさせていた。
管承は仲間約三千人を率いて乱暴を働いていた。
このとき長広太守であった何キは部下に「管承らを討伐すべきだ」と進言されたが、
「彼らを追い詰めると戦っても被害が大きい。ここは利害を説いて反省を促すべきだ。」
と言って管承らを説得させた。これにより管承は郡に服従した。
山東半島沿岸に勢力を持った海賊の長であり、
曹操は管承を討伐するために北海郡の淳于まで出陣し、
そこから李典、楽進、
張[合β]を長広に派遣して管承を討たせた。
管承は敗走して海中の島々に逃げ込み、青州は平定された。
(魏書・武帝記、何キ伝)
「演義」には登場しない。
三国志に登場する数少ない海賊です。袁譚の青州支配が弱まった頃、
管承は曹操自らの討伐を受けるほどの勢力を誇っていたようですね。
遼東半島の公孫氏勢力との繋がりも考えられ、三国志の行間を読む楽しみを与えてくれます。
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