泰山太守にまで昇進した。在任中、自分が孝廉に推挙した者を殺してしまったこともあった。 曹操の父の曹嵩 を曹操の元へ送り届けるように命ぜられた。 しかし陶謙は配下の兵に命じて曹嵩を逮捕させようとした。結局曹嵩は殺されてしまったため、 報復を恐れた応劭は官を棄てて袁紹の元へ逃げた。 別の説では陶謙は部下の張[門豈]に騎兵二百をつけて護送させたが、 張[門豈]は曹嵩を殺して財宝を奪い淮南に逃げたという。 (魏書・応劭伝、武帝記、孔融伝、張昭伝)
「演義」では曹操に命ぜられて曹嵩を迎えに行くが、同行していた元黄巾賊であり、 陶謙配下の張[門豈]が曹嵩を殺害すると、袁紹を頼って逃げた。