王謀 元泰(おうぼう げんたい)
姓:王
名:謀
字:元泰
生没年(?-?)
出身地:益州漢嘉郡
親:
子:
楊戯は『季漢輔臣賛』で王謀を「身を修め慎み深い」と評し、
裴松之の注には「動作は礼にかない品行正しい人物であった」とある。
劉璋の時代には巴郡太守、益州の治中従事と歴任した。
劉備が益州の牧となると、その別駕となった。さらに劉備が漢中王に即位すると少府
(宮中の財宝、服飾品を管理する大臣)を務めた。
諸葛亮らと共に劉備に皇帝即位を勧める上奏を行っている。
劉禅が即位すると関内侯となり太常(儀礼、祭祀を司る大臣)を務めた。
ほどなく亡くなった。(蜀書・楊戯伝)
「演義」でも劉備に皇帝即位を勧める上奏をしたメンバーの一人だが、名前だけの登場である。
具体的な事績は何も伝わっていませんが、大変な人格者であったようです。
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