孫晧の時代には万[或”]と位を並べたが、 孫晧に迎合できる万[或”]と違い、誇り高い性格だった王蕃は時には孫晧の意に逆らうような意見を言ったため、 次第に疎まれるようになっていった。
宴会で王蕃が酔いつぶれて突っ伏していると、孫晧は酔った振りをしているのだと思って不快に思い、 輿に乗せて宴会から連れ出させた。酔いが覚めないうちに王蕃は宴会に戻ったが、 王蕃は普段から威厳が備わっていて、立ち振る舞いが自然だったため、怒った孫晧に正殿の前で斬られた。 (呉書・王蕃伝)
「演義」には登場しない。