吉本(きっぽん)
姓:吉
名:本
字:
生没年(?-?)
出身地:
親:
子:吉[L貌]、吉穆
後漢の大医令。218年に耿紀、韋晃らと共に許で反乱を起こすが、王必に鎮圧される。
(魏書・武帝紀)
「演義」には吉平の名前で登場する。献帝の侍医であったが、
董承を診たのがきっかけで曹操誅殺の密勅に協力する。
自ら指を一本噛み切って誓った。曹操の毒殺を謀るが董承の家僕の密告により事は露見し、捕らえられる。
指を全部切り落とされ拷問されても董承の名前を出さず、階段に頭を打ちつけて自殺した。
曹操に対する反逆者として『正史』と『演義』の両方に登場しますが、
『正史』では関羽が快進撃する218年頃に反乱を二人の息子らと共に起こすのに対し、
『演義』では官渡の戦いの前の199年頃に暗殺を試みて果たせず、218年に息子らが雪辱を果たすべく反乱を起こす、
という筋書きになっています。
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