胡奮 玄威(こふん げんい)
姓：胡
名：奮
字：玄威
生没年(?-?)
出身地：雍州安定郡臨[シ兆]県
親：胡遵
子：息子一名、胡貴人(司馬炎の側室)
胡遵の息子。のびやかな明るい性格で軍事を好んだ。
無位無官の立場で司馬懿の遼東征伐に随行し、寵愛を受けた。
帰還すると校尉に取り立てられ、後に徐州刺史となった。
匈奴討伐で功績を上げた。
司馬昭の配下の司馬として
諸葛誕討伐に参加。
飢えた諸葛誕軍が城門を出て最後の抵抗を見せると迎え撃って諸葛誕を討ち取った。
姜維が王経を破ると
[登β]艾にしたがって姜維を迎え撃った。
280年には平南将軍として呉討伐に参加し、夏口を攻撃した。
地方の軍人として官を歴任し、征南将軍・仮節・都督荊州諸軍事にまで昇進。
娘が司馬炎
の貴人となって尚書に取り立てられた。後に鎮東大将軍に任命された。
(魏書・鍾会伝、晋書・胡奮伝)
『演義』でも諸葛誕を斬って手柄を上げる。呉平定戦では破竹の勢いで夏口を
落とす。進軍を続ける杜預
に慎重策を進言するが取り上げられなかった。
晋に仕えた歴戦の武将です。女色を漁りだした司馬炎に娘を献上しますが、
本人はむしろ政争に巻き込まれるのを恐れていた、素朴な軍人肌の人物です。
(この一族はみんな割とこういう志向なのでしょうか)
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