姜叙 伯奕(きょうじょ はくえき)
姓：姜
名：叙
字：伯奕
生没年(?-?)
出身地：
親：
子：
馬超が涼州に侵攻し、刺史の韋康を殺害すると、
その部下であった姜叙は仕方なく馬超に従い撫夷将軍として歴城に駐屯していた。
旧主の仇討ちの意思を抱いていた楊阜が姜叙にその気持ちを涙ながらに語ると、
感動した姜叙の母は姜叙に楊阜の計画に従うように命じた。
そこで同じ志を持つ州内の趙昂、尹奉、
梁寛、趙衢らと手を結び、
212年鹵城で楊阜と共に馬超に反旗を翻した。馬超は冀城を出て姜叙らの討伐に向かった。
その隙に梁寛、趙衢が冀城を攻めて馬超の妻子を捕らえて殺すと、馬超は歴城を攻め落とし、
姜叙の母を捕らえた。彼女は馬超のことを親不孝者の反逆者だと罵ったため、
馬超は彼女を始めとする姜叙の一族を虐殺し、城を焼いて漢中に去った。
(魏書・楊阜伝)
『演義』でもほとんど同じ。ただし姜叙は楊阜と共に直接馬超の軍勢と戦い敗れている。
その後に夏侯淵や趙昂の援軍と馬超を挟み撃ちにして馬超を破っている。
馬超の涼州侵攻に対するレジスタンス運動の中心的メンバーです。
母にゲキを飛ばされて挙兵したりちょっと冴えないですが、
反馬超の包囲網を築いていくため、楊阜が最初に頼ったのがこの人なのです。
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