姜合(きょうごう)
姓:姜
名:合
字:
生没年(?-?)
出身地:益州武都郡?
親:
子:
関中では名の知れた予言者。曹操が魏公となった際、
漢中にいた官吏たちは当初、そのことが噂でで流れてきただけで、はっきりと事実が分からなかった。
李伏が当時漢中にいた姜合に聞くと、
彼は「まちがいなく魏公になられたのであって、
すぐには魏王にはなりません。天下を平定するのは曹丕でしょう。
予言書にも一致します。」と述べた。李伏がこのことを張魯に聞くと、
張魯は「その予言の出所は?」と尋ねた。姜合は「孔子の玉版です。
王朝の運命は百代の後でも知ることが出来ます。」と答えた。
張魯は姜合のこの言葉と李伏の説得を受け、漢中の反魏派を押さえて曹操に降伏した。
姜合は曹操軍を先立って迎えた。翌年[業β]で病死した。
以上は『献帝伝』という書物の禅譲に関する事項からの引用で、
李伏が上記の内容を曹丕に意見したという。
(魏書・文帝紀)
『演義』には登場しない。
漢から魏への禅譲を正当化するために曹丕に上申された文書の引用の中の逸話です。
したがってどれほど信憑性があるのかは謎です。
ま、張魯率いる五斗米道の近くにこのような人物がいたということで。
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