尹大目(いんたいもく)
姓：尹
名：?
字：大目
生没年(?-?)
出身地：?
親：
子：
名は伝わっていない。小さい頃に曹氏の家の奴隷となり曹芳の側に仕え、
殿中校尉となった。司馬懿の命でクーデターを起こした
曹爽の元に赴き「免職だけで命は取らない」と伝えた。
文欽の反乱が起こると司馬師のお供として出陣した。
尹大目は司馬師の寿命が永くないことを見抜いていたので、
文欽を説得したいと司馬師に願い出て単騎で文欽の元へ行き
「殿は何が苦しくてあと数日辛抱出来ないのですか？」と問い掛け文欽が意味を汲み取ってくれると期待したが、
文欽は気付かず尹大目に矢を射掛けようとしたので尹大目は涙を流して去った。(魏書・毋丘倹伝、曹爽伝)
「演義」でも尹大目の役回りは同じだが、
もと曹爽の腹心で司馬氏に主を殺されたことから文欽の説得を名乗り出る忠義の士ということになっている。
三国志では数少ない奴隷出身の人物です。文欽が気がつかなかったのが残念。
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