三國志11 正史シナリオセーブデータ配布


はじめに

株式会社コーエーから発売されている『三國志11PUK』のセーブデータを歴史書 (三国志、後漢書、華陽国志など)の記述に添った形で武将や群雄の配置を 変更(改造)したものです。

動作確認は行っていますが、このデータを使用して発生したいかなる不具合・被害に 関して責任を作者は持ちませんのでこの点よくご理解の上、ご利用くださいませ。

ゲームデータの改変・配布という行為については法律上・道義上グレーの部分で あることは承知しております。コーエー様にご迷惑をかける意図はありませんが 直接の申し出があれば公開を中止いたします。この件に関してはまで メールをお願いします。(何百ものスパムメールに埋もれてしまうのでメールを頂いた 際には掲示板にもその旨書き込み頂ければと思います。)

過去に某所で匿名で公開しておりましたが、作者の意図としては長らく次回作が出ていない 三國志シリーズへの期待と応援の気持ちを込めて、少しでも「三國志11」に興味を 持ったり購入したりする方が増えることも期待して改造セーブデータを公開してみようと思います。

三国志武将列伝 織風斎(おりふうさい)


正史シナリオについて

各シナリオは「三国志」「後漢書」「華陽国志」などの歴史書の記述に沿って勢力の配置、 武将の配置などを見直してあります。「三国志演義」にのみ登場する武将(周倉、裴元紹、ケイ道栄など) は登場しないようになっています。

全体的には以下の方針で配置を考察していきました。

・空白地はできるだけ減らす。
・「三国志演義」にのみ登場する武将は死亡状態にする。
・新武将は魏呉蜀以外の勢力を優先的に登場させ、バランスを取る。
・零陵と桂陽をそれぞれ交趾、南海とし、交州の勢力を登場させる。
・州内の郡太守・国相は州刺史や州牧の配下武将とするケースがある。 (例えばエン州刺史の劉岱の配下に濮陽太守の橋瑁や泰山太守の応劭を配置)
・既存武将の能力値は基本的に変えない。


190年1月「反董卓連合」

以下が元のシナリオからの代表的な違いです。

・劉表はまだ荊州刺史に任命されておらず、前任の王叡が州治所の漢寿(武陵郡)にいる。
・馬騰と韓遂は董卓に従っていたと解釈する。
・張魯はこの時点ではまだ劉焉に従っており、漢中太守は蘇固。
・劉焉はまだ蜀での支配権を確立しておらず、賈龍と対立している。
・荊州と揚州の各都市に新勢力を配置。(どこもかなり弱小)
・袁紹と韓馥のこの時点での配下武将を調整。

結果的に董卓が後顧の憂いが無くなり、人材面でもかなり増強されています。 また公孫サン、韓馥、陶謙、劉岱らもやや増強されています。各都市の支配勢力一覧は こちら

正史シナリオ190年1月をダウンロード


191年7月「序を制する者」

以下が元のシナリオからの代表的な違いです。

・袁術から孫堅を、袁紹から曹操、劉岱を、公孫サンから孔融、陶謙を独立させ、外交関係を調整した。
・馬騰と韓遂は董卓に従っていたと解釈する。
・荊州と揚州の各都市に新勢力を配置。(どこもかなり弱小)

袁紹陣営(曹操・劉岱・劉表など)と袁術陣営(公孫サン・孫堅・於夫羅など)が 激しく対立する中、最大勢力の董卓にどう対抗するかがポイントとなる シナリオです。

孫堅が豫州にいて曹操と対立しているため、孫堅と曹操の対決が見られる ことでしょう。また黒山賊、白波賊や張楊を従えて河北を暴れまわった 南匈奴単于の於夫羅を君主として登場させてみました。各都市の支配勢力一覧は こちら

正史シナリオ191年7月をダウンロード


194年6月「群雄割拠」

以下が元のシナリオからの代表的な違いです。

・馬騰を漢陽(天水)に配置し、韓遂は金城(武威)に別の勢力として新規作成。
・白波賊を洛陽に配置し、その君主として韓暹を設定。
・陳(汝南)に陳王劉寵を勢力として配置。
・劉璋に反抗した扈瑁を巴(永安)に勢力として配置、部下に甘寧を設定。
・荊州/交州の各都市に勢力を配置。
・柴桑を予章郡と見なして袁術勢力とし、太守に諸葛玄を配置。

基本路線は製品版と同じです。呂布、劉表、劉備、劉ヨウなどが 強化されています。許劭(許子将)はこの時期は劉ヨウの元にいたので イベント武将ながら劉ヨウ配下としています。 目新しいのは白波賊の韓暹と陳王劉寵あたりでしょうか。 各都市の支配勢力一覧は こちら

正史シナリオ194年6月をダウンロード


196年1月「群雄割拠2」

「194年 群雄割拠」のシナリオをベースとして196年7月(献帝が洛陽に到着した頃) の状況として勢力の配置、武将の配置などを見直しました。

・楊奉が献帝を擁して洛陽におり、白波賊・匈奴が味方している。
・馬騰が天水、韓遂が武威に本拠を置いて対立中。安定には他の関中の軍閥らが在野武将として登場。
・袁紹は公孫サンを北平に追い詰め、公孫サンは篭城の構え。
・曹操は許を手に入れ、洛陽・宛を窺う。
・呂布に降伏した劉備は小沛で兵を集め、呂布に警戒される。
・穣(新野)を落とせず張済を失った張繍は宛に駐屯。(穣の勢力を婁圭と想定)
・汝南に陳王劉寵を勢力として配置。
・孫策は丹陽(建業)を制圧。劉ヨウは予章(柴桑)に逃亡し、王朗と共同で反撃を狙う。
・交趾(零陵)に士燮、南海(桂陽)に朱符を配置。
・劉表、劉璋はそれぞれ荊州・益州で勢力を伸ばしている。

皇帝を擁立した楊奉、予章に移った劉ヨウ、孫策に敗退した厳白虎・許貢らを吸収した王朗、 あたりがこのシナリオの特徴です。 各都市の支配勢力一覧は こちら

正史シナリオ196年1月をダウンロード


198年1月「呂布討伐戦」

以下がシナリオの情勢です。

・曹操は洛陽、許、陳留、濮陽、汝南、宛を領し献帝を擁する。穣(新野)の張繍を攻める構えを見せているが実は、、
・袁紹は公孫サンを北平に追い詰めるが、公孫サンは易京(北平)を築いて引き篭もり。
・馬騰が天水、韓遂が武威に本拠を置いて対立中。安定には他の関中の軍閥らが在野武将として登場。
・劉備は曹操と連合し、呂布・袁術に対抗。
・張繍は劉表の支援を受けて穣(新野)に駐屯し、曹操と対立。
・孫策は丹陽(建業)、呉、会稽を制圧。江東制覇を目指す。
・予章(柴桑)に劉ヨウの後を継いだ華キンを配置。
・交趾(零陵)に士燮、南海(桂陽)に張津を配置。
・張羨が長沙で劉表に叛旗を翻す。曹操は張羨と張津を支持して劉表を牽制。

公孫サンの北平には易京を模した防衛施設を配置しています。華キン、張羨が新登場の勢力です。 各都市の支配勢力一覧は こちら

正史シナリオ198年1月をダウンロード


200年1月「官渡の戦い」

以下がシナリオの情勢です。

・曹操は張繍の降伏を受け入れ袁紹との決戦に臨むが、徐州の劉備に叛かれる。
・袁紹は河北を平定。息子らに各州を任せ、徐州の劉備、荊州の劉表と組んで曹操に挑む。
・馬騰が天水、韓遂が武威に本拠を置いて対立中。安定には他の関中の軍閥らが在野武将として登場。
・劉備は曹操に叛いて徐州で挙兵。袁紹と結ぶ。
・孫策は江南を平定し、北を窺う
・劉表は袁紹と同盟して曹操と対立するが、荊南で曹操と結んだ張羨や張津に牽制されている。
・劉璋は趙穎に反乱を起こされ、蜀は不安定な状況に。

袁紹と曹操の決戦前夜。趙穎が新登場の勢力です。 各都市の支配勢力一覧は こちら

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203年1月「袁家の戦い」

以下がシナリオの情勢です。

・袁尚と袁譚が家督争いを起こして関係が険悪に。
・曹操はエン州に出陣し冀州を狙うが、この後郭嘉の進言に従って袁尚と袁譚の争いを待つ。馬騰・韓遂には官位を与えて懐柔し、青州には臧覇を攻め込ませる。
・劉備は劉表の命を受けて新野に駐屯。夏侯惇・李典の来襲に備える。
・孫権は孫策の後を継いで江夏攻略を進める。
・劉表は長沙を落として荊州を平定。北を劉備、東を黄祖に守らせて交州を狙う。
・劉璋は趙穎を撃破して反乱を平定するも張魯とは対立関係が続く。

袁尚と袁譚に分裂した袁家からは曹操に寝返る者が出るなど弱体が進みます。各都市の支配勢力一覧は こちら

正史シナリオ203年1月をダウンロード


* 『三國志11』に関わる著作権、その他一切の知的財産権は、株式会社コーエーに帰属します。

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